2011年11月13日 (日) 18:33 | 編集
もう昨年になってしまったが,昔勤務していた林原生物化学研究所が,トレハロースのシンポジウムをするらしいとしり,なんと同期入社の新井紀恵さんも発表されるとのことで,東京ビッグサイトにいってみた。
明らかなトレハシンポジウムの受付で,どういう訳か,あちらです,といわれた方に向かってみると,そこは,土木なんとか学会の受付だった。戻ってみると,幸運にも同期の三輪君がいて,会場に案内してもらう。身なりが土木関連風に見えたのだろうか?
磐城農業高校の生徒さんによる,トレハロースをつかってのコンポート入りジャム製造の発表は感動的だった。学校は震災の甚大な被害を受け,実習は8月までできず,生徒さんも震災で亡くなったとのこと。過酷な状況でも,わかりやすく,トレハロースが製造過程でのメイラード(褐変)反応を抑え,さらに,ナシ果肉の歯ごたえを残すという。
やるな,トレハくん,すごいぞ,磐城農業高校の生徒さん。会場も暖かい雰囲気に包まれる。
ここで,コーヒーブレイク。
講演を控える新井紀恵さんを発見し,挨拶しにいくと,次々に懐かしい面々に実に16年ぶりに再会。
研究所の幹事を一緒にやってくれた日野君,血小板関連のプロジェクトで一緒に働いてくれた和泉くん,先輩の岩城さん,トレハロースの第一功労者の丸田くんも。 懐かしい感覚に包まれた。
新社長となられた福田さんに挨拶しにいくと,先に名刺を出され,大恐縮。名刺の肩書きは,管財人代理とだけある。少し前には,農学博士,研究所所長だったはず。現在の仕事への覚悟を垣間見たような気がして,胸がじ~んとした。
時は結構経っているのに,自分が働いていたときと,全く変わらず接してくれることが嬉しかった。岩城さんは,”ばたや~ん”って昨日も会ってたような感じで呼んでくれるし。東京にいると,世知辛いことや人が少なくないけど,岡山の元同僚の面々を観てなんともほっとした気分になる。人は素朴がいいです。
岩城さんや和泉くんは,研究所から離れているが,立場上,いろんなところに謝りにいっているという。
そうとうお疲れのようだった。だいたい,不正は旧体制の本社経理であって,張本人は今の会社には居ない。本社経理とは全く関係のないところで,研究を地道にやってきた彼らが,本来するべき仕事ではない。謝るべきは,不正をやった人たちなのに,本当に腹が立つ。
シンポでは,興味深い発表がたくさんあった。大塚製薬の手術時の癒着防止へのトレハロース利用。とにかく開腹手術をすると,7割から9割,癒着が起こるとのことだが,ごれを防止できるという。ロルフィングをしていると,確かに盲腸のような一見ささいな手術でもその影響は大きいことは実感していたが,それ程高い頻度で起こるとは。。。。
とにかく,普及してほしい手法である。
また,トレハローズのタンパク質の安定化作用を利用して,ワクチンの安定化にも貢献しているという。ニーズの高い世界各地の環境が過酷な地域には,ワクチンの活性を落とさず届ける必要がある。これは世界全体の医療にとって重要な技術である。
トリである新井紀恵さんの発表も興味深い内容だった。ヒトに換算して,1日約10グラム,トレハくんの経口摂取で,メタボの予防につながる可能性があるという。既に,骨粗鬆症の予防や歯周病の予防になる可能性のあるデータもでているらしい。すごいぞ!トレハくん!!
トレハロースのシンポジウム,大変興味深く拝聴させて頂いた。
食品としてあんなに可能性のある糖だとは知らなかった。
新井さんのご発表も,いろんな業界の方々をインスパイアさせる興味深い内容だった。
一方,10グラムはどのくらいかと質問するお医者さんもいて,かなりびっくり。砂糖と構造に大きな違いがないとすれば,どのくらいかは高校生でも想像すればわかるはずなのになあ。
限られた質疑応答の時間なのに,ちょっとむかついた気分になりましたよ。
かくゆう私の質問も聞く相手とタイミングがイマイチでしたが,久しぶりの学会気分で質問したくなってつい。。。
いずれにしても,
トレハロースを通じて林原の底力を感じる興味深い発表を拝聴し,ほっとしました。
ポストトレハロースとなる製品が生み出されるためにも,これまで研究所の方々が地道に育んできたプロジェクトが不自然に打ち切られることのないよう祈っています。林原生化研の研究員のマンパワーを信頼する懐の深さをスポンサーである長瀬産業に期待したいと思います。
明らかなトレハシンポジウムの受付で,どういう訳か,あちらです,といわれた方に向かってみると,そこは,土木なんとか学会の受付だった。戻ってみると,幸運にも同期の三輪君がいて,会場に案内してもらう。身なりが土木関連風に見えたのだろうか?
磐城農業高校の生徒さんによる,トレハロースをつかってのコンポート入りジャム製造の発表は感動的だった。学校は震災の甚大な被害を受け,実習は8月までできず,生徒さんも震災で亡くなったとのこと。過酷な状況でも,わかりやすく,トレハロースが製造過程でのメイラード(褐変)反応を抑え,さらに,ナシ果肉の歯ごたえを残すという。
やるな,トレハくん,すごいぞ,磐城農業高校の生徒さん。会場も暖かい雰囲気に包まれる。
ここで,コーヒーブレイク。
講演を控える新井紀恵さんを発見し,挨拶しにいくと,次々に懐かしい面々に実に16年ぶりに再会。
研究所の幹事を一緒にやってくれた日野君,血小板関連のプロジェクトで一緒に働いてくれた和泉くん,先輩の岩城さん,トレハロースの第一功労者の丸田くんも。 懐かしい感覚に包まれた。
新社長となられた福田さんに挨拶しにいくと,先に名刺を出され,大恐縮。名刺の肩書きは,管財人代理とだけある。少し前には,農学博士,研究所所長だったはず。現在の仕事への覚悟を垣間見たような気がして,胸がじ~んとした。
時は結構経っているのに,自分が働いていたときと,全く変わらず接してくれることが嬉しかった。岩城さんは,”ばたや~ん”って昨日も会ってたような感じで呼んでくれるし。東京にいると,世知辛いことや人が少なくないけど,岡山の元同僚の面々を観てなんともほっとした気分になる。人は素朴がいいです。
岩城さんや和泉くんは,研究所から離れているが,立場上,いろんなところに謝りにいっているという。
そうとうお疲れのようだった。だいたい,不正は旧体制の本社経理であって,張本人は今の会社には居ない。本社経理とは全く関係のないところで,研究を地道にやってきた彼らが,本来するべき仕事ではない。謝るべきは,不正をやった人たちなのに,本当に腹が立つ。
シンポでは,興味深い発表がたくさんあった。大塚製薬の手術時の癒着防止へのトレハロース利用。とにかく開腹手術をすると,7割から9割,癒着が起こるとのことだが,ごれを防止できるという。ロルフィングをしていると,確かに盲腸のような一見ささいな手術でもその影響は大きいことは実感していたが,それ程高い頻度で起こるとは。。。。
とにかく,普及してほしい手法である。
また,トレハローズのタンパク質の安定化作用を利用して,ワクチンの安定化にも貢献しているという。ニーズの高い世界各地の環境が過酷な地域には,ワクチンの活性を落とさず届ける必要がある。これは世界全体の医療にとって重要な技術である。
トリである新井紀恵さんの発表も興味深い内容だった。ヒトに換算して,1日約10グラム,トレハくんの経口摂取で,メタボの予防につながる可能性があるという。既に,骨粗鬆症の予防や歯周病の予防になる可能性のあるデータもでているらしい。すごいぞ!トレハくん!!
トレハロースのシンポジウム,大変興味深く拝聴させて頂いた。
食品としてあんなに可能性のある糖だとは知らなかった。
新井さんのご発表も,いろんな業界の方々をインスパイアさせる興味深い内容だった。
一方,10グラムはどのくらいかと質問するお医者さんもいて,かなりびっくり。砂糖と構造に大きな違いがないとすれば,どのくらいかは高校生でも想像すればわかるはずなのになあ。
限られた質疑応答の時間なのに,ちょっとむかついた気分になりましたよ。
かくゆう私の質問も聞く相手とタイミングがイマイチでしたが,久しぶりの学会気分で質問したくなってつい。。。
いずれにしても,
トレハロースを通じて林原の底力を感じる興味深い発表を拝聴し,ほっとしました。
ポストトレハロースとなる製品が生み出されるためにも,これまで研究所の方々が地道に育んできたプロジェクトが不自然に打ち切られることのないよう祈っています。林原生化研の研究員のマンパワーを信頼する懐の深さをスポンサーである長瀬産業に期待したいと思います。
2011年10月15日 (土) 12:46 | 編集
先週の10月9日,10年ぶりに松江を訪れた。
島根大学の恩師,柴田均教授の退官記念と最終講義に参加するためである。所属していた,研究室は,ラン藻を太陽電池として利用するという独創的研究をされた落合英夫先生が,岡山大学勤務時代に当時修士課程だった柴田先生と共に松江に来て研究室を創られたのが始まり。その後すぐ,落合先生は,研究室の卒業生である澤嘉弘先生を助手として迎え,落合 - 柴田 - 澤の"生化研"ができた。未だに研究室は10年ごとに集まり,卒業生の研究室への思い入れは強い。これは,他の研究室や学部には見られない特色で,その理由は,3人の先生の円滑な協力体制と信頼関係がコアになっていたことが一つの理由だと思う。 研究の業績や就職が優先されるようなこともなく,今考えると,チームワークのお手本がそこにあったような気がする。
なので,事あるごとに研究室をふと思い出すことがあるが,どこか心のよりどころになっている経験であり,単なる通過点というよりは,ホームとしての感覚が強い。
落合先生はすでに退官されているが,松江に帰れば,研究室には柴田先生と澤先生がいて迎えてくれるような気がいつもしていたが,柴田先生の講義を聴くのはもう最後なのかと思うと,寂しい気持ちでいっぱいである。
柴田先生の最終講義では,チューリップの花びらの開閉には,アクアポリンというタンパク質が,水分子の通過をリン酸化・脱リン酸化によって調節していることを明らかにし,インパクト指数の高い論文にも掲載されたことを知った。非常に興味深い研究であることと,国の地方大学への締め付けが厳しくなったいる流れの中で,すばらしい結果を残されていることを知り,感動した。そこには澤先生を始め学生さんとのすばらしい連携もあったのだろう。
学部長になられたあたりまでは知っていたが,生化研のほとんど隣にあった別学科の研究室にいらした山本先生が学長になって,親交のあった柴田先生を副学長に指名したとの経緯を知った。人と人とがうまく信頼で繋がり連携しているすばらしい例である。そして,退官記念パーティにも多くの卒業生が集まり,柴田人気は健在だった。
この研究室に3年間在籍して本当によかったとしみじみ思う。
澤先生が退官する前に遊びにいかなくっちゃ!
*現在の生物資源科学部(旧農学部農芸化学科)生命工第5研究室の生物化学研究室
島根大学の恩師,柴田均教授の退官記念と最終講義に参加するためである。所属していた,研究室は,ラン藻を太陽電池として利用するという独創的研究をされた落合英夫先生が,岡山大学勤務時代に当時修士課程だった柴田先生と共に松江に来て研究室を創られたのが始まり。その後すぐ,落合先生は,研究室の卒業生である澤嘉弘先生を助手として迎え,落合 - 柴田 - 澤の"生化研"ができた。未だに研究室は10年ごとに集まり,卒業生の研究室への思い入れは強い。これは,他の研究室や学部には見られない特色で,その理由は,3人の先生の円滑な協力体制と信頼関係がコアになっていたことが一つの理由だと思う。 研究の業績や就職が優先されるようなこともなく,今考えると,チームワークのお手本がそこにあったような気がする。
なので,事あるごとに研究室をふと思い出すことがあるが,どこか心のよりどころになっている経験であり,単なる通過点というよりは,ホームとしての感覚が強い。
落合先生はすでに退官されているが,松江に帰れば,研究室には柴田先生と澤先生がいて迎えてくれるような気がいつもしていたが,柴田先生の講義を聴くのはもう最後なのかと思うと,寂しい気持ちでいっぱいである。
柴田先生の最終講義では,チューリップの花びらの開閉には,アクアポリンというタンパク質が,水分子の通過をリン酸化・脱リン酸化によって調節していることを明らかにし,インパクト指数の高い論文にも掲載されたことを知った。非常に興味深い研究であることと,国の地方大学への締め付けが厳しくなったいる流れの中で,すばらしい結果を残されていることを知り,感動した。そこには澤先生を始め学生さんとのすばらしい連携もあったのだろう。
学部長になられたあたりまでは知っていたが,生化研のほとんど隣にあった別学科の研究室にいらした山本先生が学長になって,親交のあった柴田先生を副学長に指名したとの経緯を知った。人と人とがうまく信頼で繋がり連携しているすばらしい例である。そして,退官記念パーティにも多くの卒業生が集まり,柴田人気は健在だった。
この研究室に3年間在籍して本当によかったとしみじみ思う。
澤先生が退官する前に遊びにいかなくっちゃ!
*現在の生物資源科学部(旧農学部農芸化学科)生命工第5研究室の生物化学研究室
2011年09月29日 (木) 01:13 | 編集
震災前に2回セッションを受けて,震災から半年経って再び仙台からセッションを受けにいらした方がいます。
以下,申し込みの時に添えられた文章を一部転載します。
↓
前回のセッション後(2011年の1月)、日を追うに連れて、腰がじわじわと少しづつ良い状態になるのを実感でき、
気持ちの面でも前向きな変化がありました。
又、震災後しばらくは不慣れな重たい物を運ぶ生活をしていましたが、痛みを感じることなくやり過ごせました。
受けておいて良かった!と手を合わせたい気持ちでした、ありがとうございます。
↑
この方は,別のロルファーの方から10シリーズを終えられてからいらしているので,身体の応答性がすでにしっかりある状態で受けて頂いたと思いますが,それでも,震災前のセッションが役立ったと聞き,とてもうれしく感じた次第です。
なんといっても,実際お目にかかって,ご本人が明るく前向きに”今”を生きている感じだったので,それがとても印象的でした。
以下,申し込みの時に添えられた文章を一部転載します。
↓
前回のセッション後(2011年の1月)、日を追うに連れて、腰がじわじわと少しづつ良い状態になるのを実感でき、
気持ちの面でも前向きな変化がありました。
又、震災後しばらくは不慣れな重たい物を運ぶ生活をしていましたが、痛みを感じることなくやり過ごせました。
受けておいて良かった!と手を合わせたい気持ちでした、ありがとうございます。
↑
この方は,別のロルファーの方から10シリーズを終えられてからいらしているので,身体の応答性がすでにしっかりある状態で受けて頂いたと思いますが,それでも,震災前のセッションが役立ったと聞き,とてもうれしく感じた次第です。
なんといっても,実際お目にかかって,ご本人が明るく前向きに”今”を生きている感じだったので,それがとても印象的でした。
2011年05月24日 (火) 14:18 | 編集
(株)林原生物化学研究所の元同僚の方から,コメントを頂戴していたにも関わらず,FC2ブログの操作の関係で,なかなか承認操作ができずにいてすみませんでした。
会社の方と何人かとメイルでやりとりしましたが,研究所は普段通り研究が滞ることもなく,続いているとのことでした。さらに,会社再建のために名乗りを上げるスポンサー企業もとても多いとのことを聞き,ほっとしています。夏頃にはいろんなことがはっきりするそうですが,大丈夫でしょう!
これまで一貫して高品質の製品のものづくりを地道にやってきた社員の方々の努力が,こうした信用を得ているのだと思います。心ない誹謗中傷のたぐいは無視して,誇りを持って仕事を続けてほしいとねがっています。
林原生物化学研究所の研究者の方々は,少なくとも本社の経理による不祥事とはなんの関係もない。
一切ない。本社にいたこともない新福田社長もまた,不祥事とは何の関係なく,研究指向の人生の大切な時間を削って,ただ純粋に会社の再建のためにエネルギーを注いでおられます。くれぐれもご自愛頂きたいと思っています。
製品の質にもなんの関連もない。ばくぜんとしたイメージで,いっしょくたにみて判断するのは愚かであるし,人を傷つける害ある最低の行為です。やめましょう。
会社/組織がらみということでいえば,命や被害のレベルが違いすぎますが,
原発の是非はともかく,安全性を確保しなかったのは,明らかに東京電力の役員レベルの一部の人間と,東京大学工学部の一部の教授と利権のための体制をつくった自民党に責任があります。それもまた,組織の中の一部の人間がしでかしたことです。
地道に働いてきた東電の一般社員の皆さんや,そのご家族が罪悪感をもったり,肩身が狭い思いをしているのはなんともいたたまれない気持ちです。周囲の人達も,東電=すべての社員=非難されるべき対象,と見るのは是非ともやめるべきだと思います。
会社の方と何人かとメイルでやりとりしましたが,研究所は普段通り研究が滞ることもなく,続いているとのことでした。さらに,会社再建のために名乗りを上げるスポンサー企業もとても多いとのことを聞き,ほっとしています。夏頃にはいろんなことがはっきりするそうですが,大丈夫でしょう!
これまで一貫して高品質の製品のものづくりを地道にやってきた社員の方々の努力が,こうした信用を得ているのだと思います。心ない誹謗中傷のたぐいは無視して,誇りを持って仕事を続けてほしいとねがっています。
林原生物化学研究所の研究者の方々は,少なくとも本社の経理による不祥事とはなんの関係もない。
一切ない。本社にいたこともない新福田社長もまた,不祥事とは何の関係なく,研究指向の人生の大切な時間を削って,ただ純粋に会社の再建のためにエネルギーを注いでおられます。くれぐれもご自愛頂きたいと思っています。
製品の質にもなんの関連もない。ばくぜんとしたイメージで,いっしょくたにみて判断するのは愚かであるし,人を傷つける害ある最低の行為です。やめましょう。
会社/組織がらみということでいえば,命や被害のレベルが違いすぎますが,
原発の是非はともかく,安全性を確保しなかったのは,明らかに東京電力の役員レベルの一部の人間と,東京大学工学部の一部の教授と利権のための体制をつくった自民党に責任があります。それもまた,組織の中の一部の人間がしでかしたことです。
地道に働いてきた東電の一般社員の皆さんや,そのご家族が罪悪感をもったり,肩身が狭い思いをしているのはなんともいたたまれない気持ちです。周囲の人達も,東電=すべての社員=非難されるべき対象,と見るのは是非ともやめるべきだと思います。
2011年02月17日 (木) 17:45 | 編集
古巣の(株)林原が,会社更生法の適用を申請したとのこと。
会社の運営に問題があったことは事実だが,林原の製造する製品自体のクオリティが変わるわけでない。これまでの特許や研究実績とは全く関係のないことだ。しかし,こうした会社の不祥事がニュースになると,ほんの一握りの上層部の失態が,地道に働く研究者や工場関係者を含む人達にまで悪影響が及んでしまう。彼等はそんなマネーゲームとは無縁で,ほとんどが実直でまじめに手を動かして働いているにも関わらずだ。
先日報じられた,幻冬舎の経理担当者の横領事件でも,結局償うべきは当の本人でも,実際の迷惑を被るのは,まじめに一線で働いている社員の人達で,その方達には全く関係のない話である。しかし,社会的なペナルティとして,会社として上場廃止となってしまった。お金の世界でいえばそうかもしれないが,それと著作物や作品の質が変わったわけではないのに,ビジネス界では信用がないとみなされ,罰が与えられるというのは納得いかないものがある。
依然として,林原プロポリスは,癌の人達を助けているし,トレハロースは今では食品業界でなくてはならない存在だ。会社の再建を心よりお祈りしています。
でも,いいこともある。それは福田恵温さんが新しく社長になられたことだ。
福田さんは,元上司で今でも私自身,研究者として尊敬している。一度,吉備製薬工場にも協力をお願いしたプロジェクトを受け持った時に,結果的に望ましくないデータを出したことがある。それでも我々のプロジェクトチームが出したデータと結論を信じて,我々をかばうように上に説明してくれた。また,彼の直属の第11研究室に配置されていたときは,研究者としてとても充実していた,いい思い出である。
とにかく福田さんは,人望もあって,仕事も早く,ものすごくキレる方だ。現在国立大准教授をしている旧同僚も,いろんな研究者に会ったけれども,福田さんは今でもすごいと思っていると言っていた。。あれだけ優秀な方を研究以外の場所に置くのは,研究の神様が怒るに違いないと思うが,福田さんならその優秀さゆえに白羽の矢が立ってもしかたがない。林原健前社長は,研究に対する長期的ヴィジョンと優れた決断力を持った器の大きい方だったが,その取り巻き的に纏わり付いていた機能しないおじさん達を整理するいい機会だと思う。たぶんその中に,今回の不祥事の中心人物がいるに違いないと勝手に想像している。
年末から林原のことを思い出すことが多く,1月末のマウイ島旅行中もなにか落ち着かない胸騒ぎを感じていたが,この事件を知ってちょっと納得した。退社して16年が過ぎた今でもどこかは細~く繋がっているんだろうな。
家では,プロポリス製品のプロフィーラは常備,林原プロポリスそれからバイオライト,今でも愛用しています。
福田さんを含め,林原生物化学研究所のみなさん,引き続きがんばってください!
会社の運営に問題があったことは事実だが,林原の製造する製品自体のクオリティが変わるわけでない。これまでの特許や研究実績とは全く関係のないことだ。しかし,こうした会社の不祥事がニュースになると,ほんの一握りの上層部の失態が,地道に働く研究者や工場関係者を含む人達にまで悪影響が及んでしまう。彼等はそんなマネーゲームとは無縁で,ほとんどが実直でまじめに手を動かして働いているにも関わらずだ。
先日報じられた,幻冬舎の経理担当者の横領事件でも,結局償うべきは当の本人でも,実際の迷惑を被るのは,まじめに一線で働いている社員の人達で,その方達には全く関係のない話である。しかし,社会的なペナルティとして,会社として上場廃止となってしまった。お金の世界でいえばそうかもしれないが,それと著作物や作品の質が変わったわけではないのに,ビジネス界では信用がないとみなされ,罰が与えられるというのは納得いかないものがある。
依然として,林原プロポリスは,癌の人達を助けているし,トレハロースは今では食品業界でなくてはならない存在だ。会社の再建を心よりお祈りしています。
でも,いいこともある。それは福田恵温さんが新しく社長になられたことだ。
福田さんは,元上司で今でも私自身,研究者として尊敬している。一度,吉備製薬工場にも協力をお願いしたプロジェクトを受け持った時に,結果的に望ましくないデータを出したことがある。それでも我々のプロジェクトチームが出したデータと結論を信じて,我々をかばうように上に説明してくれた。また,彼の直属の第11研究室に配置されていたときは,研究者としてとても充実していた,いい思い出である。
とにかく福田さんは,人望もあって,仕事も早く,ものすごくキレる方だ。現在国立大准教授をしている旧同僚も,いろんな研究者に会ったけれども,福田さんは今でもすごいと思っていると言っていた。。あれだけ優秀な方を研究以外の場所に置くのは,研究の神様が怒るに違いないと思うが,福田さんならその優秀さゆえに白羽の矢が立ってもしかたがない。林原健前社長は,研究に対する長期的ヴィジョンと優れた決断力を持った器の大きい方だったが,その取り巻き的に纏わり付いていた機能しないおじさん達を整理するいい機会だと思う。たぶんその中に,今回の不祥事の中心人物がいるに違いないと勝手に想像している。
年末から林原のことを思い出すことが多く,1月末のマウイ島旅行中もなにか落ち着かない胸騒ぎを感じていたが,この事件を知ってちょっと納得した。退社して16年が過ぎた今でもどこかは細~く繋がっているんだろうな。
家では,プロポリス製品のプロフィーラは常備,林原プロポリスそれからバイオライト,今でも愛用しています。
福田さんを含め,林原生物化学研究所のみなさん,引き続きがんばってください!




